大学4年生で聴覚と視覚を失った☆の王女さまmiyu。 新しい大学生活のスタート


by みゆ
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台風なので映画鑑賞


 週末です。でも先週につづき、またまた台風がきています…。
低気圧に弱すぎる私の身体なので、本当にやめてもらいたい…。
雨が降っていて外は寒いし、頭は痛いし!

そしたらカピバラさんがツタヤまで行ってDVDを借りて来てくれました!
お菓子と飲み物を横において、カピバラさん宅にはテレビがないので、
いつものようにノートパソコンで上映です。

壁にもたれながら、布団をかけつつベッドに座って、
横に座っているカピバラさんがゆび点字で通訳してくれます。

 今日の映画は“アヒルと鴨のコインロッカー”。
伊坂幸太郎さんの小説を2007年に映画化したものです。
瑛太さんや濱田岳さんが出ています。

 私は最初に俳優さんが誰であるのかとか、
登場人物の役名の略時(主役の“椎名”なら、
ゆび点字で使う略時は“略時符×し”など)と確認をしてから、
いざ上映スタート!

…でも、ずっとゆび点字をしていて埋まっている私の両手も、
カピバラさんの両手も、
ふさがっているためにおかしや飲み物をスタンバイしていても、
食べたり飲んだりするひまがなく、
食べられたのは最初の他の映画の告知の時のみでした。
用意していても、あんまり意味がないんだなあ、これが。
カピバラさん、すみません。

 伊坂さんの小説は、
時間軸がいったりきたりすることが多くて、
現在だったり、過去の回想だったりが多く、
話が進んでいきます。

一時停止をするとパソコンがかたまりやすいので、
あんまり一時停止することなしで鑑賞した今回は、
ゆび点字で時間軸を理解するのが難しかったなあ。

映像が見えていたら、きっと、
俳優さんの姿や小道具で表現することができるから、
“あー、回想だ”とか、“現在に戻った”というのはわかると思うけど、
ゆび点字のみで映像がないと、それを言葉だけでどう理解するか?って、
困難なんだ!と思いました。
それって、映像なしで見てみないと気づきにくいことなのかも。

 カピバラさんは、今回、(回想)とゆび点字で伝えてくれていたので、
その点わかりやすかったのですが、
他のもうろうの人が映画をみるなら、
“伊坂さんの小説は時間がいったりきたりするのが特徴だよ!”っていうのを
事前に理解してから鑑賞することはとても大事なんだなーと思いました。

そのまま映画をみるのではなくて、
事前にある程度心がまえをもって通訳を受けることが、
作品の理解をかなり促進するんだろうな、と思いました。

 でも、点字で本を読むと、私は何日も平気でかかってしまうので、
今回のように通常の上映時間、2時間程度でみれるのはかなり嬉しかったです。
映画が終わったあとに、疑問なところをカピバラさんに解説してもらったりしたのですが、それでも全部で3時間くらい?

休憩なしで、ずっとゆび点字を打ち続けるのはとても大変な労力だと思うので、「カピバラさん、すごっ」と思いましたが、
人生の中で読める本も映画も限られているから、
時間を節約できたのはとても嬉しかったです!

 私にとって映画の後味は、映画の終わった直後ではなく解説タイムを終えて、人物関係やものごとの意味をちゃんと正しく理解できたあとにじんわりと感動がくるかんじなのですが、おもしろかったです!

 内容について書くと、ネタバレになっちゃうのでふれませんが、
様々な想像をかきたてるラストでした。

みゆ

ーーー

ゆゆより168.png

こんばんは!
カピバラさん、すごいねー。
予習して挑んでいるのかな?

映画は

映像や音や小道具も人の絡みも表現の一部で
言外に示されるもの、象徴されるものも多いから

見る人が、それらから状況を汲み取ることを
意図していることも多くて、

セリフだけを伝えればいいわけじゃないから
とんでもなく伝えることが多いと思います。

ゆゆだって一回見ただけでは、
汲み取れなかったことがたくさんで、
何度か見てわかることや発見することもあります。

それを通訳するのは、とっても大変だと思うから、
DVDをあまり止めずに、みゆにストーリーを伝えるなんて

カピバラさんも事前にストーリーを予習して
通訳にいどんだのかなあ・・・なんて想像しました。

脚本には、時間の経過を
移り変わった季節の情景とか時計の針とか
小道具や景色で伝えるところまで書いてあるから

みゆには脚本のように伝えると
誰のセリフ、誰との絡み、や行動、
時の流れや、重要アイテム
なども伝えていけるのかな。

「脚本の勉強しなきゃ!!」って
その前に、通訳技術を勉強しろってか・・・?
すぐ本末転倒な発想のゆゆ。

途中でDVDを止めることも少なく
映画を鑑賞できるようになったとは、
二人とも本当にすごいな!

みゆの生活は、なんでも
共同で、どんな時も

「誰かと力を合わせてやっている」
「一緒にがんばっている」っていうのが
すごいことなんじゃないかなーと思っています。

みゆが
「人に手伝ってもらわないとできないのはダメだ!」
と思っているのと反対に、

ゆゆは、
「なんでも人と共同作業で乗り越えていること、
二人(またはそれ以上の人の協力)で
乗り越えていくところがすごいなあ!」
と思っています。

みゆが何かをやった時、
そこには見えない誰かの協力が必ずある。

それは弱点でも弱みでもなくて、
そうやって協力できる力、
パートナーシップの素晴らしさを
体現していることだと、思います。

だからゆゆは、
がんばっているみゆを思う時、
その横に一緒にがんばっている誰かのことも思います。

ぜひ、それを、
みゆの強み、人間の強みとして
アピールしていってください!

おやすみなさい。

ゆゆ

---

みゆより168.png

お返事ありがとうございました。

今回、カピバラさんも私も予習なしで、DVDの裏にあるあらすじを読んで観賞しました。
でも昔、カピバラさんはこの映画をみたことがあるらしく、オススメして選んでくれました。私も井坂さんの小説は何作か読んだことがあったので、それが“予習”になったのかな?
私の日常生活はすべてが映画のようで、言葉にするものがすべてではないんだけど、やっぱり通訳は音声がメインです。
“状況説明”という通訳技術によって視覚情報も伝えてもらっていますが、“!や“?”といった記号1つでも受け取る印象や言葉の意味は大きくかわってしまうので、いかに伝えることが難しいかがわかりますね…。
だれかとの共同作業でつくりあげていく世界は、結構なしんどさをお互いにともなっていますが、それだけにできたときの喜びも数倍。
その喜びがあるからこそ生きていられるのだと思います。




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by mi-yu-yu | 2017-10-30 11:52 | Comments(0)

ひとりだったら

“ひとりだったら”
 私は不幸なんだろうか?

幸福って、なにをもって幸福というか。
それによって、見方は180度かわるのかな、と思う。

人と比べたら、私は不幸だと思われるかもしれない。
でも、そもそもスタートからして違うのに、
人と比べたり、そんなことはしないように心がけている。

私は今の自分の日常にも、それなりに満足をしているので、
それなりに幸福だと感じることはある。

もうろうに加えて身体も不自由な私。
私が「幸福だー!」って言ったら、
「なに強がってるの?」と思われるのかもしれない。

もちろん、猛烈に頭が痛い日や、身体が痛い日があって、
そんな日は「病気が治ったらいいのにな」とか、
(なんで病気なんだろう」と、

こんなにクスリをのまなきゃいけない毎日に嫌気がさしたり、
点滴治療はもちろん痛い。経済的にも痛い。いやなことはたくさんある。
だけど私がもっともいやなのは入院と手術なので、それを避けるためならがんばれる。

「生活音すら聞こえない。まわりに人がいても会話が聞こえなくてさびしい。孤独だ…」、「まわりの状況がみれたらいいのに。わかんないことばっかり」、「一般的な生活(仕事して、料理して、掃除して)をして、好きなように生活をしたかったな…」、「フランスへ行ってみたかったな」。
見知らぬ人(店員さんや居合わせた客など)との他愛のない会話がうらやましい。
電車で釣り革につかまって、景色をみながら移動するのは、今になって、楽しかったなあと思う。

そんなことは元気があるときに思うことで、欲を言ったらきりがない。
具合の悪いときは、どうやってこの痛みから抜け出すかに、私の思考は専念している。

欲望と葛藤はまだまだあると思うけど、でも、あとで「あのときはよかったなあ」というのは、今の生活の中にだってあるんだと思う。
1人ではできないことも多いので、幸福を「1人でなんでもできること」と考えると、私は全然幸福とは無縁だと思う。
落ち込んだり、これからどうしようって不安になったり、同級生がバリバリ働いて結果をだしていると、自分が情けなく思えたり。

だけど、一生懸命私のためにと思ってくれている人たちがいる。
先日も、ゆゆさんがわざわざ家にいらしてくださり、手作りのプレゼントをくださった。
家に遊びにきてくださった人もいた。
週末に母校関係のメンバーで食事会をして、後輩ちゃんともたくさん話して楽しかったな。
「荒さんが復学してくれたおかげで、大学の福祉が進んだよ」なんて、こんなにご迷惑をかけっぱなしなのに、職員さんにめっそうもないお言葉をいただいた。

カピバラさんは本当にかいがいしく、一緒にいると安心できるし、先日の選挙も雨の中、私がぬれないようにと気を配ってくれた。
私が食べてみたいと言ったスイーツを探して、3件もコンビニをめぐってくれた。そんなとき、本当に楽しくて、幸福だと思う。

 私の幸福はみなさんのおかげ。
もし自分1人だけだったら、もちろんかなり不幸なんだと思う。
どうにもできない運命。でも人の力でここまで人を幸せにできることを知った気がする。それが私の生きる意味なのかな?

みゆ

ーーー
ゆゆ168.png

台風の中、選挙に行ったんですねー。
えらかったね。

まだ退院したばかりで
日常生活もなれない頃

(↑リンク貼ってみました)

ゆゆは選挙に行くたびに、

涙を流しながら頑張って投票した
みゆの盲ろうでの初投票を思います。

今回は大型台風だったから、
選挙に行けなかったかなあ・・・と

ずぶぬれの手で濡れてしまった
投票用紙を見ながら

みゆを思っていたけれど、

台風の中でもあきらめなかった
みゆの精神と根性は立派です。

みんなが小さな幸せを感じられる社会で
ありますように。

ーーー
みゆより

返信、ありがとうございます。

私も、号泣した選挙のことを思い出していました。
あのときは、母と2人で行って、2人で号泣して。

いまだ、なきたくなることばかりですが、少し強くなれたのかなー。

苦しいとすぐ自分のことでいっぱいいっぱいになってしまうけれど、
がんばってくださっている相手のことを、少し考えられるようになりました。


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by mi-yu-yu | 2017-10-24 22:03 | 盲ろう | Comments(0)

フランス展に行きました


 去年も行った日本橋三越の“三越フランス展”に、今年も行ってきました!

 昔、学部生のころに見た雑誌か何かで、フランスの若者たちが家の壁も好きにペンキをぬったり、インテリアや小物を作ってたりするのを見て、なんでも自分たちの好きなように手作りしちゃうことに憧れていました。

 うちの母も祖母もお裁縫がうまくて、私の小さいころは手作りの洋服や小学校へ持っていく給食袋、習い事のピアノの楽譜のカバーなど、よく作ってくれていました。

 今はゆゆさんも、アクセサリーから触るカレンダーまで、なんでも作ってくれます!私はその“世界にひとつ!”な感じが大好きです。

 自分でも作りたくて、小中学校生のあたりは母に教えてもらいながら、いろいろ作ったなあ…。

 小学生のクラブ活動は“折り紙クラブ”で、何人かの友達と折り紙とフェルトで、ミニチュアな家や家具を作りました。(懐かしい)

 でも、中学校の家庭科の時間にポーチをつくったとき…。カゼをひいて何度か授業を休んで進度が遅かったので、友人にも手伝ってもらったのですが、なぜかいびつに曲がったポーチができたあたりで、自分のぶきっちょさに衝撃をうけて、自分で作ることをあきらめました。

 でも、持ち物をステキにするのは好きなので、今回のフランス展も手芸やさんでレースを見て(触って)みました!

 何種類ものレースのリボン…。すると店員さんが、私たちが去年も行ったことを覚えてくださっていて、店内は混雑しているらしいのに(カピバラさんの“状況説明”)、こまごまと説明をしてくださり、いろいろなレースを持ってきてくださったり、実際にレースを張りつけたカラーボックスや手帳などを持ってきて、触らせてくださいました。

 どんどん様々なレースを触らせてくださるので、最後は私も「どれがほしい!」と思ったのか?どれがどれだかわけがわからなくなり、見えたらすぐにわかるのになあと思いながら「どれがステキ?」と、結局カピバラさんの意見を聞きました。

 私の買う物は、通訳を受けて選ぶものなので、一緒にいる人の主観に左右されていることって多いと思います。

 私の見たてで選ぶことはもうできないけれど、それでも、自分の想像と触ってみる実際のものとは違っていることもあるので、実際に触らせてもらい選ばせてもらえるって嬉しいことです。

 去年も購入したミニタッセルは、もう壊れてしまったのですが、ブレイルセンスやかばんのチャックなどにつけて、便利にかわいく使えるので今年も新しいのを購入!

 障害者手帳はデコっちゃだめみたいですが、振動時計や、特定疾患証入れなど、ステキにしたいなあ!

 レースのネックレスについても店員さんがアドバイスしてくださったので、作ってもらおーっと!

 なにごとも楽しまないと、人生がもったいないですよね!

みゆ

ーーー

ゆゆより168.png

えー、

そんなにDIY(Do it yourself)に
憧れが??

ゆゆは相変わらず、
部屋までDIYにはまって
フランス人のようです??

センスには自信がありませんが

今夜も、世界に一つのもの?(=手作りのもの)を
持って参上する予定でした。

センスのよい、みゆさまの感性にあうのか??
いつもドキドキなんですが・・・

みゆさまは、目が見えないから、

「世界に一つ(=手作り)」って言葉だけで、
想像がキラキラしちゃって

ものすごく大事にしてくれるけど

ある日突然、目が見えたら
みゆさまの本物志向と美的センスには
耐えられなくて

「えー、こんな子どもだましなもの
使ってたの??はずかしい!!」って
言われるようなものだったらどうしよう!

って、いつもドキドキしています。

ま、人生はオリジナル&クリエイティブに
楽しまないとね!

では、のちほど。

ゆゆ

ーーーー

みゆより

私も、ものづくりは難しくても、
オリジナルな人生なら
クリエイティブできるはず!!

私は手作りのものをもらうと、
私を思いながらつくってくれたんだなーとか、
お金では買えないのが好きです!






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by mi-yu-yu | 2017-10-18 10:49 | 日々のこと | Comments(2)

キンモクセイ

“金木犀”
 管理人さんが、私のためにと、金木犀の枝をくださいました。
秋の香りがする、とてもいい香りにいやされています!
そういえば、金木犀の花って、小さな星の形をしていて、それがたくさん連なっていた気がします。
見た目もかわいい金木犀。

引っ越してきて、あいさつがわりに著書を差し上げたら、すぐに読んでくださって、私の人生を知ってくださいました。
お手伝いくださったゆゆさんのおかげで、かなりこの本がエンパワーメントしてくれています。
たぶん、なにも知らなかったころは、私にどう接していいのかもわからなかったのだと思いますが、いろいろと知っていただいてからは、外出のためにマンションを出るときに声をかけてくださったり、マンションの入り口に置かせてもらっているスロープについて、使いやすいように一緒に考えてくださったり。
こちらでも優しい管理人さんのお世話になっています。

頑張れなくても、ただ生きているだけで、尊敬できる親切なみなさんとの出会いに恵まれています。
昨日もアバスチンの点滴で、手首の血管にハリを入れ、本当に痛くて、なんで私はこんなことをしているんだろうと思いました。
でも、つらいことがあっても前をむき、生きようと思えるのは、そんな人たちを思い浮かべたときだなあ。

みゆ

ーーー
ゆゆより168.png

人はがんばらなくても、
ちゃんと生きようとしているだけで
いいんです!

そのためにうまれてきたんだから。
ただ、生きるために生まれてきた。

それだけで素晴らしい。

それを喜んでくれる人がいて
それを支えてくれる人がいて

その存在を気にとめる人がいて
その存在に癒される人がいて

もっと素晴らしい。

数日の命のために、
この世にかわいい花を咲かせて

香りで人を楽しませる
「キンモクセイ」の花言葉のように

「謙虚」に、
ただ自分の花を咲かせて
生きたいものです。

ゆゆ

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by mi-yu-yu | 2017-10-12 23:38 | Comments(0)

心の平静さ

“心の平静さ”

 本日、世の中は祝日ですが、私は通常通り通学です。
なぜなら、祝日は月曜が多く、休校にすると月曜の授業回数ばかりへってしまうので、うちの大学は祝日も関係なく講義があります。
学部時代は祝日も学校があることにうんざりしていたけれど、学費も自分で払うようになり、主体的に通学させてもらっている今は、祝日も休まない先生方がえらいと思うし、通訳・介助者(←自宅から大学までの送迎や授業のゆび点字通訳をしてくださっています)や、大学職員さん(←授業のパソコンテイクや、授業のあとにはノートがわりにログをまとめ、送ってくださっています)も、通常通りお仕事をしていただき、ありがたいことだと思います。

 現在、私が月曜の午前中に講義を受けているのは“幸福論”なのですが、フランス文学・哲学を専門にされている女性の先生の授業です。
去年は“ほしの王子さま”をテーマに扱っていたのですが、今年はちょうど私が受講したかった“幸福論”!昔の人(特に哲学者)が幸福をどのように考えてきたのか、について考えています。
少人数なので先生との距離が近く、ゼミのようですが、50代くらいの方も受講されています。アンケートによれば、みなさん、本当に様々な絶望の時を体験されており、その経験があるから、より幸福について考えたくなるのかもしれません。

 最初の講義で受講生が“自分にとって、幸せのために重要だと考える2つの要素”をあげていったのですが、結果、自己保存、自己実現、他者関係の3つの要素にわけられました。社会学でも言われるように、私たちにとって、それらのバランスが幸福を感じるためには重要な要素のようでした。
 古代ギリシアの哲学者・エピクロスは“健康と平静さ”をあげているそうです。平静さとは、心が波だたないことで、私も、特別なことがなくても、健康で、穏やかな毎日が幸せだよなーーと思います。
もうろうになってもそう。病気が進行せずに、安心できる人たちと、ただ穏やかに暮らしていられるのであれば、幸せでいられると思います。

 今は体調も落ち着いているので、“平静”でいられることに幸せを感じられます。今日も、学校の帰りにコンビニのタピオカミルクティーを通訳・介助者と一緒に飲んだり、さわやかな秋晴れが気持ちいいので、帰宅してそうそう、ルーフバルコニーに出て心地のよいひだまりの中でお昼を食べてピクニックをしている気分になったり。
落ち込んだり、不安になったり、でも幸せを感じたりする私の心は、忙しくて、気分に波がありすぎだと思いますが、もっと平静でいられるように、感情をコントロールできるようになりたいものです。

ーーー

ゆゆより

感情は、暴れ馬のようなもの。

でも、仲良くなって乗りこなすと、
あっという間に目的地に運んでくれます!

無理に平静を装って押し込めるのではなくて、
どんな感情もありのままに認めて手放す。

そうすると・・・
暴れ馬と仲良くなれるかも?!

暴れ馬(感情)とうまくつきあって、
楽しい旅を~。

今日は爽やかな秋晴れ。

ぽっくりぽっくり、
心穏やかな乗馬を楽しめますように。

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by mi-yu-yu | 2017-10-10 09:38 | Comments(0)

私の秋

“私の秋”
 秋分の日が過ぎて、今年ももう10月。今年もあと2カ月しかない!
考えてみれば私がもうろうになってから、もう7年めになります。
健常だった年月と、盲ろうになってからの年月が近づき、
やがて見えず・聞こえずの私の人生の時間がうわまわる…。
なんだかちょっと恐ろしい。

聞いても知らない俳優さんやタレントが増え、
iPhoneやsiriなど見たことも触ったこともない機械が世間の常識になっていく。
これから先、もっともっとそういう事が増えていくと思うと、取り残されたようで苦しくなります。

 そんな中、ルーフバルコニーに出て、外の空気を思い切りすってみました。
ひんやりした空気を思い切り吸えるって幸せだなあ。いつの間にか秋なんだと思います。
肌にさわさわとあたる風が気持ちよくて、細胞が活性化するような気さえします。
家の中の、快適だけどなんとなく動かない重さを感じる空気とは違って、外は空気のニオイまでもさわやかです。
マンションの4階にある自宅のルーフバルコニーで、ベンチに横になって読書。
なににも邪魔をされずにただ生きている自分を感じる幸福な時間。
“不思議の国のアリス”の中にいるような情景が目にうかんでいる私は、
母がパンジーを植えていると聞くと、いろとりどりのパンジーが歌い笑う声が聞こえてくるようです。
冬眠まで時間がない忙しいだろうアリさんたちは、私には目もくれずに、見えない時計を持って走り回り、
にぎやかで大いそがしな様子を想像していました。

 秋といえば、日の入りの時間が早くなり、ゆらめく影は長くなる。
だけど、見えなくなった私は年中真っ暗で、太陽のかたむきなど感じることがありません。
でも家の中にいるよりも、やっぱり自然の中にいた方が、自分の身体で
風のあいさつや太陽のあたたかさ、温度の変化やどこかの家の夕飯のおいしそうなニオイなどから、
様々な生命を感じることができたり、時間のうつろいも感じられる気がします。

昔読んだ“坂の上の雲”で、病床にあっても、のぼさん(正岡子規)は自然を切望して、
寝たきりの病床から庭を眺めては句を作っていました。
私のように自然から生命力を感じていたのでしょうか。

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by mi-yu-yu | 2017-10-04 09:51 | 日々のこと | Comments(0)

両手にだんご


 カピバラさんが男ばかりの3兄弟の真ん中なので、私は小学生のころに教育テレビで「うたのおねえさん・うたのおにいさん」が歌っていた「だんご3兄弟」をイメージして、「だんご3兄弟の次男さん」とカピバラさんを呼ぶことがたまにあります。
 今月は、神奈川で1人暮らしをしているカピバラさんの弟(3男のだんごくん)とごはんにいくことがあって、仲良くできることは1人っ子の私にとって、自分の弟ができたみたいにとってもうれしいのです。
 9月ラストの今日は、カピバラさんと以前から、代々木公園で開催される「北海道フェス」に行くことにしていたのですが、「3男だんごくんも一緒にどう?」と誘ってみました。
そして3人で行くことになって、原宿駅で待ち合わせ。
 原宿駅から、会場の代々木公園まで、カピバラさんが車イスを押しながら会話を私の手にも書いてくれて、3人でおしゃべりしながら公園へ向かいました。
私は昔、代々木にある代ゼミタワーに友人ときたのを思い出し、「代々木公園でやるんだよね?代ゼミは近い?」と聞くと、「代ゼミは代々木駅じゃない?ここは原宿駅だから結構遠い気がする」とカピバラさん。「あー、たしかに。でも、だったら“代々木公園”じゃなくて、“原宿公園”にすればいいのにね?まぎらわしいよね」と私。
「東京ディズニーランドとか、ドイツ村もそうだよねー」と3男だんごくん。
「なんで千葉にあるのに、“東京ディズニーランド”なの?みたいなねー」と私。
今思えば、ただ単に普通の会話をしていただけだけど、その「普通の会話」がなかなか難しくなってしまい、寂しい思いをすることの多い私は、心から笑い、代々木公園に入っていきました。

 道中、「なに食べたい?」と話していると、3男だんごくんは「スープカレーとかやきそばがいいかなあ」と言う。「バターコーンラーメンがいいな!」と私。
3男だんごくんは末っ子、私は1人っ子。
私たちの分も全部ごちそうしてくれて、気前の言いお兄ちゃんをしているカピバラさん。
あまえんぼうタイプな3男だんごくんと私はわが道を行っていて、好ききらいも似ているし、ちょっと気が合いそうでした(笑)

代々木公園に入ると、以前来た「台湾フェス」のように、たくさんのブースや屋台がでているそうです。
北海道出身のアーティスト?のライブパフォーマンスもやっていて、太鼓の振動がたまに私の身体にも響いていました。(←なぜか重低音は感じる私)
 「あそこにスムージーがあるよ!」「あそこにジンギスカンがあるよ!」3男くんがいろいろ発見しては声にだして伝えてくれるので、車イスを押しているカピバラさんはキョロキョロ見回さなくても、それを私の手のひらに書いて伝えればいいだけで、少し楽だったみたいです。

 夕張メロンのスムージー、みそバターコーンラーメン、かりかりチーズスティック、ざんぎ(鳥の唐揚げのような物)、ジンギスカン、いかめしコロッケ、ラベンダーティー、いくらのしょうゆづけやピクルスの試食…。
 おいしいものばかりで満腹になり、満足です!

3男だんごくんも、車イスを押してくれたり、お店の行列にかわりに並んで買ってきてくれたり。
ペットボトルを買ったときに、まわりについていた冷たい水の滴をふいてくれたりして、さすがこの兄弟は親切で優しいなあ、と改めて思い、その気遣いに感動しました。
兄弟っていいなあ…
ーーー
ゆゆ168.png
くいしんぼうなみゆにぴったりの、両手に「美味しいだんご」状態??
ちなみに、同じく「だんご三兄弟の真ん中」のゆゆは、食べ物とかも含めて
みゆよりカピバラさんとの共通項を感じることが多いです?!
上下に挟まれた「だんごの宿命」なのかなあ・・・
つかの間の、散歩に最適な季節です!!季節はあっという間にめぐります!
寸暇を惜しんで、散歩、楽しんでくださいねー。テラスでの日向ぼっこもね!



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by mi-yu-yu | 2017-10-02 09:30 | 思い | Comments(0)