大学4年生で聴覚と視覚を失った☆の王女さまmiyu。 新しい大学生活のスタート


by みゆ

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“アロマテラピー勉強中”

いつも助けてもらうばかりでは申し訳ないので、
私も、みなさんの心をいやし、喜んでもらえる方法…

それが私にとってアロマテラピーで、
今、私の存在意義を見つけたかのようにはまっています。

明日は、テレビ放映のちょうどその時間に、
私は病院の点滴治療があるのですが、

ゆゆさんにもお会いできそうなので、プレゼントしようと
アロマスプレーを作りました。

ただいま勉強中の初心者な私ですが、
これまでに得た知識によれば、

製油を使ったアロマスプレーは、
プラスチックのボトルよりもガラスのボトルがむいています。

だけど、ガラスのボトルは高価ですから、
いろんなかたに配ることを考えると、100均で手にいれたい…。

以前からカピバラさんに付き合ってもらって、
100均めぐりを何度かしました。

そしてやっとこの前、1時間ほど離れたところの100均で、
ガラスのボトルを発見!

アロマスプレーをつくるのに必要なエタノールや精製水等も集め、
化学の実験のようにいよいよ調合しました。

うすっぺらい知識ですが、さらにアロマテラピーの本をよんで
製油の成分や効能をお勉強。

プレゼントしたい人によさそうな成分・効能を考え、
製油をブレンドし、私のオリジナルブレンドアロマスプレーができました。

私も部屋の加湿器に製油をたらし、鼻と肺から
成分を全身にめぐらせています。

西洋医学だけでなく、アロマテラピーも併用したら、
科学的に証明の難しいような効果があるのではないかな。

そして、なによりもいい香りで心を明るくできることは、
身体にもいい効果がありそうだ!

みゆ

ーーー

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わーい、アロマスプレー楽しみにしていますね!
みゆのおかげで心が明るくなれるかも?!

今日は、ゆゆも
みゆへのプレゼント作りをしていました!!

明日のテレビ放送も楽しみです!

ゆゆ
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by mi-yu-yu | 2015-11-29 22:06 | Comments(1)
“再びマリーとマルグリット”

年明けに都内の企業や団体の人権啓発担当者を対象に、
人権啓発セミナーというものがあり、そこで講演をするのですが、
講演の前に映画を上映するというスケジュール。

お察しの通り、その映画というのが、
“奇跡の人マリーとマルグリット”の映画です。

なので、人権啓発セミナーの担当の方は、
私にどのように映画の内容を伝えればいいかと、
あれこれ考えてくださいましたが、

「私、半年ほど前に、別件でこの映画の文字おこしをいただいているので、
その点についてはご心配いただかなくて大丈夫です」と話すと、
とても喜ばれました。

ああ、この文字おこしがまた役にたつとは!
というかそもそも、この映画は、
19世紀フランスに実在したマリー・ウルタンの生涯で、
もう1つのヘレンケラー物語、といわれています。

私も同じような目と耳の障害をもつ若いヘレンケラー女子だということで?
この映画が私に運んでくれた恩恵は多くありました。

再びこの映画を研究して、現在のもうろう福祉につなげなければ…!
厳密にいえば、マリーは生まれつきのもうろう児なので、
光や音はないのが当たり前。

そこからものには名前があることや言葉の獲得、
時間や感性などの概念の習得等ありました 。

一方私は、もともと光や音にあふれる世界で生きていましたが
それを奪われた拷問的な苦しみがありました。

マリーと私では、抱えた大変さがまったく異なるのですが、
その点についても、一般的にはわかりにくいのかもしれないので、
きちんとわかりやすく説明できるように私も勉強して、
セミナーに望みたいと思います。

薬の副作用で外出をひかえているこの機会に、
まずは再び映画の文字おこしを読み直そう…

みゆ

ーーー

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その講演会、ゆゆも聴きに行きたいです!!
みゆの講演もまだ一度も聞いた事ないし、

マリーとマルグリット・・・
ゆゆは、観るのをとても楽しみにしていたのですが、

まさにその上映期間の一ヶ月、全く余暇のない日々を送り、
観ることができませんでした。残念。

みゆから、あらすじを聞いている始末?!

みゆ様講演の当日、
お供させてほしいなあ・・・

ゆゆ
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by mi-yu-yu | 2015-11-28 21:52 | Comments(0)

テレビ放送のお知らせ

☆テレビ番組のお知らせ

いつも応援していただきありがとうございます。
今日は先日の取材の放送についてご報告いたします。

来週の
月曜日、(11月30日午後2時から2時10分)
テレビ朝日の“東京サイト”という
東京都関係の番組でインタビューを放映していただきます。

きく姫さんとの出会いがあった取材は、
あたたかい交流があり、ゆび点字に興味をもっていただけて嬉しかったです。
お時間ありましたらご覧ください!
https://www.youtube.com/watch?v=VHt57Rml9R4

みゆ

ーーー

おー、楽しみにしていますね!!

まだテレビ放送前なのに、なぜだか、
今日のブログアクセスはすごいです。

たくさんの方がこちらのブログにアクセスしてくださったようで、
ありがとうございます。(何かの間違いかな?時々あるので・・・)

そして、いつも読んでくださっているみなさん
ありがとうございます。

来週月曜日は、テレビ放送で、みゆちゃんの
ご活躍の様子をみられます?!

お昼のど真ん中なので、お仕事中の方は
ビデオ録画をオススメいたします。

ゆゆ
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by mi-yu-yu | 2015-11-27 23:32 | お知らせ | Comments(1)
ニューリーダー育成研修

12月の中旬、厚生労働省から全国もうろう者協会への委託事業、
宿泊を伴う“ニューリーダー育成研修会”に参加できることになりました。

これは、協会のHPによれば、
“将来団体等の運営等に携わるなど、新しいリーダーとして
活躍することが期待できる盲ろう当事者”が
もうろう福祉等について勉強できる研修会です。

全国各地から20人に満たない当事者が集まり、
互いの地域の支援状況や地域格差について話しあい、
また、必要な知識を学び、
話す力やまとめる力についても研修できるといいます。

去年・おととしは、体調が悪くなり、
大変申し訳ないことに直前キャンセルさせていただいてしまったので
参加できませんでしたが、
今年こそは参加できそうです!

私、“研修会”というものにあこがれているんです。
特に全もうろう者はその障害ゆえに、学ぶ機会が極端に少ないです。
そしてたいていの人はもうろう者にやさしく接してくださるので、
ひとりよがりになりやすいので、
私にとってはもっと自分を鍛えられる場所が必要でした。

理事会での諸先輩方の態度や教えも、
とても私を鍛えてくださり、勉強になります。
そして、今度体験できる、より専門的な知識を得られる“研修”!
カリキュラムも充実しており、自分が成長できそうでとても楽しみです!

みゆ


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普段と違うところに泊まる大変さをものともせず、
えらいねー。

出ていくために使うエネルギーや
心の負荷をものともせずに

果敢に出かけていく姿が、すごいなーと
いつも感心してしまいます。

研修も脳の刺激にはなるけれど、
出ていくことによって経験する

他の人との交流や出会う障壁?によって
どんどん成長しているんだろうなーと思いました。

今日は久しぶりに穏やかな
秋らしいいいお天気ですよ!!

ゆゆ

ーーー

私が出かけるために、いろんな人が協力してくださることも、
大きな学びにつながりますよね。
本当にありがたいことです。

みゆ

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by mi-yu-yu | 2015-11-27 09:19 | みゆエッセイ | Comments(0)

難病患者の医療

“難病患者の医療”

 「寒すぎる…!」

冬の気圧の大きな変化をもろにくらいながら、
私は今月のアバスチンのために事前採血をすませてきました。

このごろは、処方されるお薬も、種類が多すぎて、
よくわからなくなってきました。

1つ1つの飲みあわせも、必要性も。
本当にこんな状態の私にとって、

全面的に医療を信じて
出されるままに薬を飲んでいていいのかも疑問なのですが、

いろいろなところに現れる症状に、お医者さんにさえも、
「正直病気が複雑すぎて…」と言われてしまう始末。

お医者さんでもそんな状態なのだから、
私にわかるわけない!といいたいところです。
とはいえ、それでは一体だれに頼ればいいのか……?

これといった治療法がないことこそ、
難病患者の抱える最大のつらさだと思います。


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みゆの第一声は
難病医療の寒さ?? 

今日の気候と掛詞??

題名とくっついて「寒すぎる」と来たので
難病医療の「お寒さ」の話題?

・・・と思って読み始めましたが
どうも気候のことだったらしい。

難病と認定すらされていない難病もたくさんあると思うから、
そういう辛さも理解されないで苦しんでいる人たちからしたら、
本当に「寒い」医療なんだろうな・・・なんて考えました。

しかし今日は、本当に本当に寒かったですね。
11月なのに真冬の寒さを思い出してしまいました。

この週末、家の冬支度を終えたばかりでよかったよー。

こんなことで真冬を乗り切れるのか
心配になりました。

よくわからないものにやみくもに立ち向かって闘っても
無駄な時や、かえって害となる時もあるかもしれないから

時には闘いすぎず、根拠のないものにすがりすぎず、

むしろ自分自身の内なる声をしっかり聞いたり、
自分の本性とつながること、自分自身を信頼すること

そして、辛い症状で自分を苦しめるものは、
取れるものは取って、日常生活のクオリティを大切にしていく、
緩和的な要素も大切だと思います。

病気を否定するわけではなく、
自分自身の一部として、病気と対話してみたら、
思わぬ内なる声に出会うかもしれないよ。

そしてやっぱり自分が一番、よくわかってる。
ってこともあるかも。

では、あったかくしておやすみなさい。

ゆゆ

ーーー

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この間、難病指定が拡大しましたよね。
それでもまだまだ指定されていないご病気のかたもいるのだろうと思います。

盲ろう者にも難病患者は多く、程度の差はあれ、
世の中にはまだまだこんなに様々な難病があることを思い知らされました。

ーーー

昨日のやりとりなんですが、アップが遅くなってしまいすみません。
しかし今日も、寒かったです。ゆゆ
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by mi-yu-yu | 2015-11-25 23:38 | みゆエッセイ | Comments(1)

ドライブ旅行

“ドライブ旅行”

よく青春ドラマにありそうですが、連休は私も
友人たちとのドライブ旅行を初体験してきました。 

3連休の真ん中だった初日は、
あいにくの空模様でしたが、

朝早くから友人に私のマンションまで
レンタカーでお迎えにきてもらい、群馬へ出発!

友人2人は交代で運転してくれて、後部座席で
私はカピバラさんに通訳してもらいながら車中を楽しみました。

高速を乗り継いで、まずは群馬サファリパークへ。
思えば、約10年ぶりのサファリパークで、

以前は那須にあるサファリパークに行き、
その時はパーク内にあるバスにのって、
動物たちが放し飼いにされている草原をまわりました。

でも、今回は自分たちの車のまま、ジャングルクルーズすることに!
ライオンやゾウ、ホワイトタイガー、くま、ダチョウなどなど、
フロントガラスごしに間近で感じられ、
道の真ん中で大の字になって(?)寝始めるライオンの奔放さに笑いました。

歩いてまわれるウォーキングゾーンでは、
かわいいレッサーパンダやカピバラにも会えました。

みんなが「通訳しなきゃ!」と肩ひじはった感じではなくて、
もちろん通訳はしてくれるのですが、
みんながゆび点字もできるので、

通訳をしていない人の自然体な行動も伝わってきて、
とてもおもしろかったです。

しかし一方で私が感じたのは、道が通れるようにと
寝ているライオンを車で追いやる飼育員さんや、

柵から出たがって何度も外に出ようと挑戦している
レッサーパンダの姿に、

こうして動物たちは人間を楽しませてくれていて、
毎日危険から身を守ってエサを確保しないといけない心配はないけれど、
かわりに自由が奪われているわけです。

生活の保障はないけれど
山や森の中で自由に生きている動物たちと、
どっちが幸せなのかなー。

人間もそうかもしれませんが、難しいなと思います。

なんて、自分の人生にも思いを馳せながら?
ランチはパーク内にあるレストランで、
「サファリプレート」なるものをひと口いただきました。
(私はエビドリア)

からあげになったダチョウやワニのお肉に初挑戦しました!
…味は、鶏肉のようにおいしかったのですが、
クジラのお肉のようにとっても歯ごたえがありました。

こうして、閉園時間間近まで堪能したあと、
夜は真っ暗でしずかな森の中にあるペンションへ…。

やさしいご夫婦に迎えてもらい、それぞれの部屋に
お手洗いや浴室がない、ホテルとはまた違う
ナチュラルな雰囲気の中、過ごすことができました!

迎えた2日目は、他の宿泊客やオーナーと少し交流したあと、
去年世界遺産に登録された富岡製糸場に行き、
富国強兵の時代を生きた明治の女性たちに思いを馳せ、
1つ1つゆっくりと見学しました。

今の日本があるのには、たくさんの人たちの努力があったことを思いました。

そして高速での帰りがけ、今回のドライブ旅行でのメイン、
「寄居星の王子さまPA」に行きました!

南仏風につくられた建物に星の王子さまの世界観が
いたるところにちりばめられていました!

お店には、箱根の星の王子さまミュージアムのように、
様々なグッズがあって、それらを説明してくれましたが、

ゆび点字してくれるのも申し訳ない気分でしたが、
ステキな仲間たちと一緒にいられて、私はとても楽しかったです!

今回、車でないと行けない場所にいろいろとつれていってもらって、
充実した連休でした!
みんな、大変だったと思いますが、思い出に残る旅をありがとうございました!

みゆ


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おかえりー。お土産話し、楽しみにしてました。

最強メンバーのドライブ旅行、楽しかったことでしょう!
本当に素敵な素敵な仲間達ですね。

みんなが指点字も手話もできて、
おまけにダブルデート!!

キラキラですね。まさに青春ドラマ。
で、で、ハプニングはあった?

ドラマにはみんなで乗り越える
障壁があったほうがいいんだけど・・・

あー、なんていじわるな、ゆゆ。

でも本当は、
「こんな展開になってホントよかったなー」と
しみじみしていた、勤労感謝の日でした!!

ゆゆ

ーーー
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そういえば、今回も特にハプニングがありませんでした…。
1番困ったのはお風呂で、とても広いというか、
4人用というような、私には広すぎて、こわかったです。

でも、私が理解できるまで時間がかかっても説明してくれて、
すごく安心できました!

それが今回の最大のハプニングでしょうか…。

ーーー
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そうでした。ハプニング以前に、一つ一つのことが
障壁であり、チャレンジなのでした。
      
みゆも、みんなも楽しみながらもよく頑張りました〜。
そこが素敵でドラマだね!!おやすみなさい。

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ありがとうございます!
そうなんですよね…一般的にはわかりにくい
ハプニングばかりです。

おやすみなさ-い!

ーーー
みゆより

コメント転送ありがとうございました!
くるみちゃんも聞こえなくてつらいこともあっただろうし、
ほかの2人は伝えきれないもどかしさを感じたかもしれないし、
みんなそれぞれ大変さがある中で楽しめたので、
あらためてよかったなと思いました。
でも、渋滞うんぬんは、それこそドラマに使えないような…(笑)
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by mi-yu-yu | 2015-11-24 22:32 | みゆエッセイ | Comments(1)

ごはん会

“ごはん会”

金曜の夜、駅前には「これから飲みに行くぞ!」
という雰囲気をかもしだしている、たくさんのおじさんたち。

そんな中、私たち母校のメンバー6人も、
みなさん(大学職員さん含む)のお仕事終わりに集まるなか、
私もごはん会に参加させていただきました。

メンバーは、私が復学してから大学でずっとお世話になった人たちでしたし、
送迎や手がき文字、ゆび点字もしてくれます。

まだ卒業してからそれほど多くの時間がたったわけでもありません。
ましてやたまにこうして集まっていて、3カ月ほど前にも会っています。

だけど、なんだか学生時代の気楽さとはちょっと違い、
ずっと会っていなかった人たちに会うような意識もあり、
懐かしくもありました。

こうして集まれる場があることはとても幸せなことです。
でももう、それぞれがそれぞれの道を進んで努力し、活躍し、
日に日に成長していることを感じます。

ちなみに、それは飲み物にもあらわれており、
ソフトドリンクからビールへと変わったことも、
ライフステージが変わった事の現れなのかもしれません。

社会人となり、自分で稼ぐ大変さがわかった分、
学生時代を振り返ると、遠い記憶の中の気楽な自分を
うらやましくも思いました。

こうして歳を重ねていくんだろうなあ。
明日からはWデートでドライブ旅行です。
またなにか新しいものに出会えるかな。楽しみです!

みゆ

ーーー

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「これから飲みに行くぞ!という雰囲気を醸し出している、
おじさんたち」

というのは、どういう通訳によってイメージされるの?
もういっぱい引っ掛けてきたという雰囲気なら

「すでに酔って、大声で楽しそうにはっちゃけてる」とか
書けるけど、

「これから飲みに行くぞ!」というのはどうやってわかるのかな??
そして、みゆがソフトドリンクからビールに変わる日が来るのかな?

たったビール一本でけげんな顔をして、ゆゆを蔑む(さげすむ)みゆと
一緒に、「かんぱーい!」って楽しいお酒を飲める日が来るんだろうか??

全然、イメージできない。
明日は、ダブルデート&小旅行、楽しんできてね!!

ゆゆ

ーーー

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私はお酒で血圧があがるといけないので、
ドクターストップでお酒は飲めないんです。

昔は梅酒など、毎日のように飲んで、
アルコールに強くなろうとしたこともありました。
なつかしいなー。
美味しそうにビールを飲む様子はうらやましいですよ。

そして昨日は、みんなの会話から私も心で感じ、見ていました。
時間的にも会社がおわったばかりの時間であることや、
会話の中で知るおじさんたちの顔色や様子からもわかりますよねー!
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by mi-yu-yu | 2015-11-21 20:50 | みゆエッセイ | Comments(0)

ゆび点字講師

“ゆび点字講師”

ちょうど、修理にだしていたブレイルセンス(点字のスマホ)がなおり、
家に届いたので、データを移してもらおうと、

お借りしていたブレイルセンスと2台持ちで、
支援センターへ向かいました。

そして、ありがたいことにまだ雨が降っていなかった!

付属品などと大量の荷物になりながらも、
「さすが晴れ女だわ!」と喜んで出かけました。

とはいえ、今回支援センターに行く目的はブレイルセンス関連ではなく、

毎年開催している通訳・介助者を養成するための講座で、
ゆび点字講師を担当した講師4人で自主的に集まって、
前回の反省会、および勉強会をしようというものでした。

どのように教えるのがわかりやすく、伝わりやすいのか?

教職のような指導要綱があるわけではなく、
今はそれぞれの講師にまかされているので、
そこの部分があいまいで、講師にとって永遠のテーマでもありました。

もうろう講師もいろんな方法を考えてみているのですが、
まだまだ手さぐりな状態。

だけどそんな中で、受講生も自主的にゆび点字の練習会として
集まってくださっているのだそうです。
なんか、そういうのって、すごくうれしいし、ありがたいです。

私にいつも渡辺和子さんの言葉をメールでくださる通訳者さんがいらして、
その中に

「鎧兜をつけないで出会うということ、
相手をそのままの姿で受け容れて差し上げることが大事であると同時に、

自分も開かれた存在(open existence)として、
ありのままの姿でいるということは、とても大事なことなのです。

つまり、「見せてかまわない自分」であるということです」
という言葉がありました。
私は講師なんてしていても、まだまだ駆け出しで試行錯誤しています。

もうろう講師だけでは限界があることも、
こうしてみなさんに支えていただいて、
これからもステキな輪を広げていけたらなーと思います。

みゆ

ーーー

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ブレイルセンス、また修理中だったのですね。
みゆの人とつながるための命綱のブレイルセンス。

以前だったら、故障のたびに大騒動だったのに
故障にも慣れ? 冷静に対処できるようになったということかな。

渡辺和子さんのお話と講師業のつながりは、
どんなところでしょう。

講師として、わかりやすい教え方を考えたり、実行することは、
相手を思いやる姿勢だと思いますが、

講師として立派であろうとしているってこと?
みゆの伝えたいこと、もう少しわかりやすく教えていただけたら。

ゆゆ


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私はこの講師は、立派になろうとしているわけではなく、
どうやったらゆび点字を楽しいと感じながら知ってもらえるか、
そのためだけに試行錯誤をしています。

こちらは盲ろうですが、そのために悩んだりもしながら
ありのままでいるという素顔な自分です。

しかし一方で受講生はちゃんと理解してくださっていて、
私がありのままにいても、一緒に努力してくれている
ということがうれしかったんです。

みゆ

ーーー
なるほど、
未熟で手探りしながら、試行錯誤で講師をしている自分、

そんな自分でもありのままに受け止めて
一緒に努力し一緒に楽しもうとしてくれている生徒さん

相互にありのままを認め合う、
オープンな存在で出会っている喜び??

ゆゆ
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by mi-yu-yu | 2015-11-19 22:24 | みゆエッセイ | Comments(0)
“ノーマライゼーション11月号掲載のご報告”

日本障害者リハビリテーション協会の月刊誌
「ノーマライゼーション」11月号に、
私の取材記事を掲載いただきました。

また、ブログ掲載のご許可もいただきましたので、
以下ご報告させていただきます。

本雑誌では、巻頭カラーグラビア4ページでご紹介いただきました。

写真撮影では、品川のカフェや都庁での政党ヒアリング、
母校での撮影、多くの方にお世話になり、ご協力いただきました。

この場をお借りして、厚くお礼申し上げます。
本当にありがとうございました。

MIYU

――
“ゆびさきに注ぐ光”
写真・文 米山真人

 「手術のあと、目を覚ましたら視界が真っ暗だった。パニックになり、母の手を探し、叫んだ。ステロイドの注射で、数時間後にうっすら視力が回復したけれど、再び目が覚めて視力が戻ることはなかった」
 荒美有紀さんの著書『手のひらから広がる未来・ヘレンケラーになった女子大生』の一節。2015年に朝日新聞出版社から出版された美有紀さんの自伝である。美有紀さんは盲ろう者であり、指を点字タイプライターのキーのようにみたてた「指点字」や、手のひらに平仮名をかく方法で人とコミュニーケーションをとっている。
 美有紀さんが音や光を失ったのは「神経線維腫症Ⅱ型」という身体中の神経に腫瘍ができてしまう難病が原因だった。16歳の時に難聴というかたちで発病した。ふわりとした柔らかな雰囲気だが、芯が強く頑固で完璧主義。勉強も部活も人一倍熱心で、吹奏楽のコンクールでは金賞を受賞し仲間と喜びをわかちあい、まさしく青春のまっただ中だった。明治学院大学のフランス文学科に進学したが、授業の聞き取りや、日常会話に支障を来すほどに聴力は低下していった。
 「だけど、耳が悪くなっていることは言ってはいけないことのような気がした。対等な人間としての友情が脅かされる気がした」
 大学4年生になると急激に病気は進行し、徐々に視界が白く曇るようになり、頭痛や吐き気もひどくなった。そして、わずか半年の間に聴力も視力を失った。誰かの手に触れていなければ真っ暗で無音の世界に独りきり。母の手が少しでも離れると、「怖い怖い」と手足をばたつかせていた。
 暗闇の中で、臨床心理士の武内祐子さんとの出会いが一筋の光となった。庭で摘んできたハーブの香りを楽しませてくれたり、紅茶を飲みに病室から連れ出してくれた。「来てよかったね」。久しぶりにほっとする母を感じて思わず涙を流した。母の精神状態も限界だった。自分を認められないばかりでなく、誰かの重荷になってしまうことの苦しさ辛さ‥。親の誇りであるような娘には戻れないのではないか‥。そんな想いに胸が張り裂けそうな毎日だった。
 「死なない、めげない、引きこもらない」
 生きる希望を取り戻したのは、同じ盲ろうでありながら東大の教授を務める福島智先生との出会い。憧れだった先生に会ってみたい、美有紀さんの願いを病院のスタッフが叶えたのだった。
 「一日一日を一生懸命に生きていたら、いつか道は開けると思った」 
  1年間に及ぶ入院生活を経て、ついに美有紀さんは大学に復学、入学から6年をかけて卒業を迎えた。
 「見えない、聞こえないということはとても辛いことではあるけれど、真に人の優しさや思いやりにいくつも接することができた。復学の頃は辛かったけれど、支えてくれる仲間に囲まれて、気がつけば健常の頃よりも心が温かかった」
 自分の運命に左右されてしまった人たち、多くの人の人生を巻き込んでしまった。けれども、それもまたひとつの運命。自分もみんなの役に立つようなことがしたい‥・。
 美有紀さんは現在、講演活動や母校での指点字の講師の他、東京盲ろう者友の会の理事として、盲ろう者の社会参加のために尽力している。
 「盲ろう者の支援がより現実に沿ったものになれば、私たちも就労がスムーズになり納税の義務を果たすことができる可能性がある。『売り手良し、買い手良し』近江商人の言葉ですが、助けてもらうばかりではなく、互いにとって実のある関係を築いていきたい」
 東京都議会に盲ろう者支援の改善要望書を提出した際の言葉が印象的だった。この日は、公明党のほか二つの政党にも実施した。
 「今後の目標‥そうですね、自分で収入を得る道を見つけることです。経済的にも自立して生きていくのが夢です。体験を多くの方にお伝えすることももちろんですが、腫瘍を抑えるための薬はまだ日本では保険適用がなされておらず、投薬に毎月15万円もの費用が必要ですが、自分の力で何とかしていきたいのです」
 元来の芯の強い、完璧主義な美有紀さんがそこにいた。「常にその時のベストを尽くす。自分の人生にノーと言わない」。葛藤や悩みはあれど、多くの出会いのなかで、今も自分の世界を広げ続けている。

(リハビリテーション協会URL…http://www.jsrpd.jp)
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by mi-yu-yu | 2015-11-17 22:56 | お知らせ | Comments(0)

福島智先生の受賞講演

“福島先生の受賞講演”

先日、日本点字図書館の設立者、故・本間一夫先生が設立した
「本間一夫文化賞」の第12回受賞者に選ばれた福島先生。
昨日、その授与式とご講演があり、私も拝聴してきました。

私が福島先生のご講演を盲ろう関係以外の団体で拝聴するのは初めてです。

「福島先生の講演は何回も聞いているでしょ?」と知人にも言われました。
でも、私にとっては逆にそれも魅力。

盲ろうの当事者の団体でしか拝聴したことがないので、
盲ろう以外の人たちに対してこの障害を
どんなふうにわかりやすく伝えるのかと興味がありました。

福島先生のお話はさすがで、主観と客観をうまくおり混ぜて、
私も盲ろうになった当時の苦しさやもがきを思い出して
感極まることもありましたが、

もうろう以外の人の心にもせまるご講演だったのではないかと感じました。

福島先生は、「目が見えないことは大したハンディにはならない。
でも耳が聞こえなくなることは…」とおっしゃっていました。

一般的には目のほうが重要に思われがちですが、
そういえばなにかの記事で読みましたが、

ヘレン・ケラーさんも、
「耳と目のどちらかがよくなるとしたらどちらを選びますか?」
という問いに対して、

「聞こえるようになりたい」と即答したそうです。

私は耳が先に悪くなったので、盲人の経験はありません。
だから私にとっては、「目が見えないこと」は
かなりのハンディだと思っているのですが、

考えてみれば世の中には音声情報がたくさんあり、
耳で得られるものは多い。

私も耳が聞こえなくなってきた頃は、
いいのか悪いのか外からはわからない障害であるだけに、

だまっていると話を聞いているようで、
実は理解できていないことをあまり気づいてもらえず、
説明するのもつらいことがたくさんあったのを思い出しました。

さらに福島先生の話を拝聴していて、以前読んだ
哲学者カントの話も思い出していました。

カントは「見えないことは自分と物とを切り離す。
聞こえないことは自分と人とを切り離す」と言ったそうです。

物からも人からも切り離されている盲ろうという障害の重さ、
社会から切り離されてしまう絶望感をあらためて感じさせられますが、

耳が聞こえないための「コミュニケーション障害」というダメージは
特に大きいと思います。

逆にいえば、私は耳や目が使えない状態で、
そもそも、聞こえる人、見える人と同じように生きよう
という考え方は間違いだと思います。

福島先生のお話を聞いて、
いくら見える人と同じように、聞こえる人と同じように、
と努力したところで、
見えて聞こえるようにはならない。

それは、あえて言えば自分が劣っていることにしかならないだろうけれど、
それでも自分の活かせる部分を大切にするべきだと思いました。

世の中はすべて同じようにすればいいわけではなく、
それぞれの力を最大限に引き出せる方法があるのだと思います。
福島先生にはたくさん学ばせていただいています。ありがとうございました。

みゆ

ーーー

みゆへ055.gif

今日も、とても難しく考えさせられるテーマでした。
ゆゆも、聞こえにくいハンディを持つ方々とお会いすることが多く

聞こえなくても、人間として抱える悩みや葛藤は同じであるけれど
聞こえないということで、人として抱える悩みや葛藤を
抱えやすくなると感じます。

メンタルヘルスについて、聴覚と視覚にハンディがある方を
調査した研究でも、聴覚障害の大変さが浮き彫りになっていました。

人間関係というのは、人間の大いなるテーマであり
それをつなぐコミュニケーションにハンディを抱えるからかな。

人間関係はうまくいかなければ悩みになるし、

良好な関係の中で人は幸せを感じたり、
自分の存在を承認されているように感じたりできる。

よくも悪くも心揺さぶられるのは人間関係。
人間の感情に最も影響するものだからかな。

このことについて返信を書き出したら、
とっても長くなってしまったので、
それはみゆだけに送ることにします。

盲ろうの場合は、またどちらとも比較できない大変さがあって、
支援や教育の面でも、

視覚の特別支援では、耳からの情報に大きく頼るし
聴覚の特別支援では目からの情報に大きく頼るから、
どっちの支援でも対応できないことが多くなってくるし、

盲ろう者は「物からも人からも切り離されている」
という、さらに衝撃的な事実を突きつけられました。

そんな中で
みゆの魅力は何かなー、と考えてみました。

見えない聞こえないという大変さの中で

人を信頼し、人とつながろうとし、
その関係を大切にしていること。

心で世界を感じようとしていること。
何より日々を一生懸命生きていること!

人間として大切なことを日々体現していると思います。

みゆが外に出ていくということは、
自分以外の人を信頼できなければできないこと。

本当は、人はみんな一人では生きられないんだけど、
それを実際に自覚することも少ない中、みゆは

いろんな意味で「一人では生きられない」ということを
全身で認めていることでもあり、

その中で果敢に行動していく
その姿が、人への信頼感を示していると思います。

「人を信頼すること」
「関係を大切にし育てること」

人間だれもが本質的に大事にしないといけないことだと思うけど、
それを目と耳が使えない状態で、状況理解も大変な中で
世界としっかりつながろうと

実際に周囲の人を信頼して、果敢に立ち向かっていくこと
自分らしさや活かせる道を探して頑張っているところが、

見えない聞こえない中で
「自立」や「一人できること」を頑張っているよりも、

みゆの人間として素晴らしいところだなー、
自分も見習わないといけないなーと、感じるところです。

ゆゆ
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by mi-yu-yu | 2015-11-16 23:00 | みゆエッセイ | Comments(0)