大学4年生で聴覚と視覚を失った☆の王女さまmiyu。 新しい大学生活のスタート


by みゆ
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台風なので映画鑑賞


 週末です。でも先週につづき、またまた台風がきています…。
低気圧に弱すぎる私の身体なので、本当にやめてもらいたい…。
雨が降っていて外は寒いし、頭は痛いし!

そしたらカピバラさんがツタヤまで行ってDVDを借りて来てくれました!
お菓子と飲み物を横において、カピバラさん宅にはテレビがないので、
いつものようにノートパソコンで上映です。

壁にもたれながら、布団をかけつつベッドに座って、
横に座っているカピバラさんがゆび点字で通訳してくれます。

 今日の映画は“アヒルと鴨のコインロッカー”。
伊坂幸太郎さんの小説を2007年に映画化したものです。
瑛太さんや濱田岳さんが出ています。

 私は最初に俳優さんが誰であるのかとか、
登場人物の役名の略時(主役の“椎名”なら、
ゆび点字で使う略時は“略時符×し”など)と確認をしてから、
いざ上映スタート!

…でも、ずっとゆび点字をしていて埋まっている私の両手も、
カピバラさんの両手も、
ふさがっているためにおかしや飲み物をスタンバイしていても、
食べたり飲んだりするひまがなく、
食べられたのは最初の他の映画の告知の時のみでした。
用意していても、あんまり意味がないんだなあ、これが。
カピバラさん、すみません。

 伊坂さんの小説は、
時間軸がいったりきたりすることが多くて、
現在だったり、過去の回想だったりが多く、
話が進んでいきます。

一時停止をするとパソコンがかたまりやすいので、
あんまり一時停止することなしで鑑賞した今回は、
ゆび点字で時間軸を理解するのが難しかったなあ。

映像が見えていたら、きっと、
俳優さんの姿や小道具で表現することができるから、
“あー、回想だ”とか、“現在に戻った”というのはわかると思うけど、
ゆび点字のみで映像がないと、それを言葉だけでどう理解するか?って、
困難なんだ!と思いました。
それって、映像なしで見てみないと気づきにくいことなのかも。

 カピバラさんは、今回、(回想)とゆび点字で伝えてくれていたので、
その点わかりやすかったのですが、
他のもうろうの人が映画をみるなら、
“伊坂さんの小説は時間がいったりきたりするのが特徴だよ!”っていうのを
事前に理解してから鑑賞することはとても大事なんだなーと思いました。

そのまま映画をみるのではなくて、
事前にある程度心がまえをもって通訳を受けることが、
作品の理解をかなり促進するんだろうな、と思いました。

 でも、点字で本を読むと、私は何日も平気でかかってしまうので、
今回のように通常の上映時間、2時間程度でみれるのはかなり嬉しかったです。
映画が終わったあとに、疑問なところをカピバラさんに解説してもらったりしたのですが、それでも全部で3時間くらい?

休憩なしで、ずっとゆび点字を打ち続けるのはとても大変な労力だと思うので、「カピバラさん、すごっ」と思いましたが、
人生の中で読める本も映画も限られているから、
時間を節約できたのはとても嬉しかったです!

 私にとって映画の後味は、映画の終わった直後ではなく解説タイムを終えて、人物関係やものごとの意味をちゃんと正しく理解できたあとにじんわりと感動がくるかんじなのですが、おもしろかったです!

 内容について書くと、ネタバレになっちゃうのでふれませんが、
様々な想像をかきたてるラストでした。

みゆ

ーーー

ゆゆより168.png

こんばんは!
カピバラさん、すごいねー。
予習して挑んでいるのかな?

映画は

映像や音や小道具も人の絡みも表現の一部で
言外に示されるもの、象徴されるものも多いから

見る人が、それらから状況を汲み取ることを
意図していることも多くて、

セリフだけを伝えればいいわけじゃないから
とんでもなく伝えることが多いと思います。

ゆゆだって一回見ただけでは、
汲み取れなかったことがたくさんで、
何度か見てわかることや発見することもあります。

それを通訳するのは、とっても大変だと思うから、
DVDをあまり止めずに、みゆにストーリーを伝えるなんて

カピバラさんも事前にストーリーを予習して
通訳にいどんだのかなあ・・・なんて想像しました。

脚本には、時間の経過を
移り変わった季節の情景とか時計の針とか
小道具や景色で伝えるところまで書いてあるから

みゆには脚本のように伝えると
誰のセリフ、誰との絡み、や行動、
時の流れや、重要アイテム
なども伝えていけるのかな。

「脚本の勉強しなきゃ!!」って
その前に、通訳技術を勉強しろってか・・・?
すぐ本末転倒な発想のゆゆ。

途中でDVDを止めることも少なく
映画を鑑賞できるようになったとは、
二人とも本当にすごいな!

みゆの生活は、なんでも
共同で、どんな時も

「誰かと力を合わせてやっている」
「一緒にがんばっている」っていうのが
すごいことなんじゃないかなーと思っています。

みゆが
「人に手伝ってもらわないとできないのはダメだ!」
と思っているのと反対に、

ゆゆは、
「なんでも人と共同作業で乗り越えていること、
二人(またはそれ以上の人の協力)で
乗り越えていくところがすごいなあ!」
と思っています。

みゆが何かをやった時、
そこには見えない誰かの協力が必ずある。

それは弱点でも弱みでもなくて、
そうやって協力できる力、
パートナーシップの素晴らしさを
体現していることだと、思います。

だからゆゆは、
がんばっているみゆを思う時、
その横に一緒にがんばっている誰かのことも思います。

ぜひ、それを、
みゆの強み、人間の強みとして
アピールしていってください!

おやすみなさい。

ゆゆ

---

みゆより168.png

お返事ありがとうございました。

今回、カピバラさんも私も予習なしで、DVDの裏にあるあらすじを読んで観賞しました。
でも昔、カピバラさんはこの映画をみたことがあるらしく、オススメして選んでくれました。私も井坂さんの小説は何作か読んだことがあったので、それが“予習”になったのかな?
私の日常生活はすべてが映画のようで、言葉にするものがすべてではないんだけど、やっぱり通訳は音声がメインです。
“状況説明”という通訳技術によって視覚情報も伝えてもらっていますが、“!や“?”といった記号1つでも受け取る印象や言葉の意味は大きくかわってしまうので、いかに伝えることが難しいかがわかりますね…。
だれかとの共同作業でつくりあげていく世界は、結構なしんどさをお互いにともなっていますが、それだけにできたときの喜びも数倍。
その喜びがあるからこそ生きていられるのだと思います。




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by mi-yu-yu | 2017-10-30 11:52 | Comments(0)