大学4年生で聴覚と視覚を失った☆の王女さまmiyu。 新しい大学生活のスタート


by みゆ
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幸福を感じる要素

ゆゆさんへ

先日は、カピバラさんの家から、近くの広場に行ってきました。
周辺を散策して、近くの木目調のカフェを見つけ、
アイスカフェラテとフォカッチャのサンドウィッチをテイクアウトしました。

それで広場の芝生の上を私も歩かせてもらったり、
移動販売車があったり子供たちがサッカーをしたり、
レジャーシートを広げてお昼寝をしている人たちを横目に、
私たちも、芝生に置かれていた簡易テーブルとチェアーに坐って、

「こんな都内でも、駅からちょっと離れたら、こんなところがあるんだね-」
と話しながら、まったりと気持ちのいい風に吹かれていました。

すると、ちょうど正面のあたりの木々の間からミストが出て、
“霧のアート”というのが始まりました。

私はなにがなんだか、どんなアートなのか??
それこそソーシャルビューが必要で

(↑ 目の見える人と目の見えない人が数人集まって絵画などを鑑賞し、
それぞれが絵画の説明や見た感想、気づいたことなどを言って、
みんなそれぞれの視点でアートを見て、
目の見えない人は作品のイメージを膨らませていく)

想像するのも難しかったですが、最近はこんなアートの形もあるんですね。
おもしろいなーと思いました。

でも、よく考えてみれば、目と耳にハンディがあって、
“よくわからない状態に置かれている”盲ろう者が、
こうして外界の中にいられて、

充実した楽しい時を過ごしていられることが、
私は恵まれた盲ろうしゃだと、深く思わされます。

だって、なにしろ1、2割の盲ろう者しか
公的な支援にもつながれていないのですもん。
家の中で苦しんで時を過ごしている多くの人たちがいる…。

私に何ができるのか考えると、
ブログや講演やゲストスピーカーなどで、「盲ろう者の存在」とか、
「支援があればもうろう者も楽しく生きることができる」とか、
伝えることが私に与えられた大切なお役目なんだと思います。

そういえば、幸福を人が感じる(求めている)3つの要素は、
「収入」、「人からの尊敬」、「人からの愛情」なのだそう。

でも、それらを超えた4つ目に、「人のためになる」ということで
幸福を感じる人もいるのだとか。
そこまでたどりつく人はわずかなのだそうですが。

でも、私もそこにたどりつきたいな、と思います。

みゆ

ーーー

みゆへ055.gif

みゆは、もう4つ目の幸福にたどりついているんじゃないですか?
すでに「愛情」も「尊敬」も持っているし、

あとは「収入」だねえ・・・そこが厳しいねえ・・・

みゆは、入れ物が壊れただけで、中身はしっかりしているし、
負けず嫌いだから、

ゆゆも、ある意味、自分としてのチャレンジ精神で
障害が重くても、普通には就職とか仕事ができなくても、

「オリジナリティ」や「工夫」や「生産性とは違う別の価値」で、
・・・そう、みゆの持っている能力(絵の具)で
「収入」を得ることはできないかな?

と模索しているんですが。

まあ、それがなくても「幸せ」にはなれると思うけど
あったら、もっと「幸せ」かもしれないし、
自分の存在(価値)に自信がつくものね。

ゆゆは、上記の4つは、幸福を感じる要素というよりも
自尊感情や自己肯定感を感じる要素という気がするな。

そして、そういう自分の存在をしっかり肯定できてこそ、
幸せを感じられるってことなのかもね。

だから、「自分からの尊敬」「自分からの愛情」でも
幸福を感じられるかもしれないし、

やっぱり自分を愛するとか、自分を大切にするとか、
自分だけでも頑張っている自分をわかってあげて認めてあげることも

自分を幸せにするために重要なことなんじゃないかと思います!


ただ、重い障害を負っても、「障害年金でちゃんと暮らせる」だけの保障を
社会的にしていくというのは本当に大切なことだと思うけど、

みゆのように「働きたい!」「自分で収入を得たい」と強く思っていて、
知恵という能力もありそうな人が、しかもリッチな暮らしにあこがれる人が

「障害年金」で暮らすしかないのか?
それはゆゆに痛切な問いを投げかけました。

病院で、まだ立ち上がる前のみゆを前に
「盲ろうで働く」というのは、ゆゆも想像するのが難しかったけれど

みゆから突きつけられた問いは
ゆゆにとっても、ある意味、
社会からの挑戦状を叩きつけられたような感覚で

(みゆのことだけど)「やれるかやってみようじゃないか!!」
と、勝手に挑戦状を受け取って、あれこれ、みゆと

社会にチャレンジする作戦を練りましたねー。

「本を書く」とか、少しは「収入源」に近づけたけど、
「本が売れ」ないと収入にはならないし、
残念ながら「収入」としては、まだまだ全然だねえ・・・

でも、そこまではたどり着いたんだから、
工夫と知恵で発展させていくことはできるはず。

全盲ろうは半端なく大変だから
(何しろ社会に出て行く支援に結びつくだけで、たったの1割2割)

「ほかの盲ろう者もがんばれ!」というつもりはありませんが、
みゆは、頑張りたい人なので、ゆゆも応援するから

是非とも「盲ろう」でも、もう「十分幸せを感じていて」も
「自分の持っている力を活かして稼ぐ」目標を実現してほしいです!!

ゆゆ

ーーー

みゆより

本当、収入は手厳しいですね。
でも、いつも自分を助けてくれる人たちへのお礼の気持ちや、
好きなものを食べたりするささいな楽しみがあるから、

それをあきらめないために、ハンディがあっても
自分を奮い立たせられることができるんじゃないかな…、
と私は思うのですが、甘いのかな…

ーー

頑張りすぎることもないけど、その心意気は買ってます。

それに、みゆのおかげで、
「働ける」ってことがとてつもない幸せでありがたいことに
日々感じてますよ・・・

だからみゆにもその喜びを味わってほしい!
応援します。

ゆゆ
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Commented by 奈央 at 2016-06-07 02:00 x
みゆさん、ゆゆさんこんにちは。
私は"リハビリテーション"という冊子の論文コンクールで、"仕事があるという喜び"というタイトルで障害者雇用について書き、1位を頂いたことがあります。
20年近く働いて収入を得てきましたが、現在は障害が重くなり2年近く働いていません。
でも!今できること(勉強など)をがんばり、また仕事をしたいと思っていますp(^-^)q
みゆさんの行動が励みです!!
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by mi-yu-yu | 2016-06-06 22:34 | 盲ろう | Comments(1)