大学4年生で聴覚と視覚を失った☆の王女さまmiyu。 新しい大学生活のスタート


by みゆ
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サンテグジュペリの影響?

ゆゆさんへ055.gif

こんにちわ!
今日は昨日お話した、大学の授業でテストがありました。

それが、なにかの暗記で対応できるものではなくて、
どう考えるか?だから、

文学や哲学が好きな私にはおもしろいんですが、
考えたことをうまく表現するのが難しかったですー。

まあそれは無事に終わりましたし、よかったんですけど、
そのあと、作品の理解を深めるために見た、
前回の続きのDVDが面白かったので

しつこいですがまたまた“星の王子さま”の話をさせてください!

この番組、出演は前回同様、
サンテグジュペリに大きな影響を受けたという、
アニメ監督の宮崎駿さんで、

当時郵便飛行をしていたサンテグジュペリと、
同じような経路で、同じような飛行機で、
「サハラ砂漠まで行こう」というNHKの番組のつづきでした。
(何回も言ってるから耳タコかも?!)

それで、通訳・介助者にゆび点字で通訳をしてもらいながら、
私は番組を“読み”、考えていたんですが、
「やっぱり、宮崎さんって、すごい人だなー」って思いました。

番組の中で、サンテグジュペリが事故をおこした砂漠を眺めながら、
宮崎さんが、「砂漠が、人間をきたえるんだねえ」って言っていたんです。

サンテグジュペリは没落貴族で、
もう貴族というのは、ほろびゆくものだった。

だけど、地上にいたら安全なのに、そこをあえて、
彼は年間120人も死者を出しているパイロットになったんです。

そうして、「危険と共に生きてきたからこそ、
生きるということはどういうことなのか、

そして不時着した砂漠の中で、まわりになにもないからこそ、
考えるしかなかった。それでああいう作品が生まれたのでは?」って。
(私の記憶なので、正確ではなくてすみません)

そんな話を聞いて(読んで?)いると、たしかに、私もそう思うなあ。

私も、もうろうになってから
自分が砂漠の中に取り残されたような気持ちになった。
自分の周りには誰もいない、何もない世界。

全てのことから閉ざされた世界では、
自分と向き合うしかないので、
環境的には思考にうってつけなんだと思う。
そのことを、宮崎駿さんはちゃんと見通しています。

そして、私がなにも生み出せないでいるのはなぜ?と、
もんもんと考えてしまいました。

そんな中、帰り道では、通訳・介助者が、
「そういえば、宮崎アニメのラピュタの歌って、
“星の王子さま”を連想させるよね。

あれも宮崎さんがサンテグジュペリに影響をうけているからなのかな?
今日、通訳しながらずっと思ってた!」と言われました。

私、宮崎アニメをあんまり見たことがないので、
なにが主題歌なのかわからなかったのですが、

最初の1フレーズを聞いたとき、
「あー!それ小学校のときに歌ってました!それ、ラピュタなんですね!」
って言ったら、「歌ってたのに、知らなかったの?」と笑われてしまいました。

「あの地平線 輝くのはどこかに君を 隠しているから
たくさんの灯(ひ)が 懐かしいのはあのどれか一つに 君がいるから」
(天空の城ラピュタ 主題歌 作詞 宮崎駿 作曲 久石譲)

たしかに“星の王子さま”を連想させる歌詞ですね!

みゆ

ーーー

みゆへ055.gif

テストお疲れ様でした。

その歌はラピュタの主題歌「君を乗せて」ですね!!

私も大好きな曲で、楽譜まで持っていますが、
「星の王子さま」のお話が好きなゆゆだから、
その曲も好きになったのかな??

もとい
みゆも「盲ろう」という世界で、人間を鍛えているんですね・・・

確かに危険と不便さの中で
「生きるということがどういうことなのか」も考えていますよね。

絶対的に人の力を借りないと生きていけない中で生きるみゆは、
「人っ子一人いない砂漠」じゃなくて、

人間が砂漠の砂つぶのようにうじゃうじゃいて
ちっともプライバシーがなくて一人にもなれない世界で

「一人ぼっちの砂漠にたたずんでいる」という

盲ろうは、なんだか「現実にある世界」と
体験している「心の世界」のギャップが大きい世界です。

実際は「一人なんかじゃない」んだけど
(安全のためにおつきのものまで、いつもお供しているんだけど)

誰も見えなくて、状況もわからなくて、
人がたくさんいるのに

「心が一人ぼっちになる、孤独な?砂漠」の中にいて
砂漠で水を求めるかのように、コミュニケーションと情報を求め

その何万とある砂つぶの中に
「本当に信頼でき、力になってくれる人」を見つけ出して、
しっかりエネルギーを注いでもらわないといけない。

そして「いつも誰かと共同作業をしていかないといけない」というのが、
実はとてつもない修行で、「人間を鍛えている」と思います。

人は一人では生きられないからこそ、
「人と協働して、支え合って生きる力」を身につける必要があって、
誰にでも必要な力だけど、

普通の人は「自分でできること」に(←貴族のように??)
かなり助けられていて、

みゆは、病気でちょっと没落していたけど
それでも家族や病院の守りという、安全な場所から飛び出して

「絶対的にその 『人と協働する力』を鍛えないと、
その世界で生き抜けない」という社会の中で

最高にハードなレベルに自分を置き
「人間として人と生きる力を鍛えている」と思います。

サンテグジュペリのように
そこで鍛え抜いた人間性や考え抜いた思考を
何かを生み出す力に変えらえるといいですね!

そうしたら、普通の人では見られない景色と体験の世界が、
みゆの前に開けているのかもしれません。

ゆゆ

ーーー

みゆより055.gif

たしかに、1人になりたくても、1人になれないということも、
つらいことですね。

しかも、それがつらいんだってこともわからずに、
もうろうになったばかりのころ、
私は部屋にバリケードを作って立てこもったりしました。

無謀にも、1人で外出しようとして、
マンションの階段から転げ落ちたこともありました。

でもそれが、やっとだんだん
人に頼れるようになっているのは、
たしかにものすごく鍛えてもらったんだと思います。

だけど、まだまだ私は修業がたりませんがねー。
なによりも強敵なのは、自分の心です!

ーーー
ゆゆより

心は確かに強敵ですねー。
心の中に暴れ馬を飼っているよう。

普通の人(貴族)は、娯楽などの享楽的な楽しみで

心と向き合うことを避け、気晴らしをして、
適度に心と距離をとっているのに

みゆは逃れる場所もなく
徹底的に心と向き合うしかないなんて!?
お疲れ様です。

でも、そんな心の暴れ馬と仲良くなって
暴れ馬の意思も汲み取りながら、尊重して、仲良くなって、
意気投合すれば、

最速の駿馬となって、
みゆの目的地に連れて行ってくれるのでは?!
(目的地って、どこ??)

ゆゆ

ーーー
ありがとうございます!
おもしろかったです。

みゆ
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Commented by 奈央 at 2016-05-11 02:39 x
みゆさん、ゆゆさんこんばんは。
みゆさんの大学のお話を聞くと、私も10月から次の通信制大学に入学する予定なので、早くやりたい!!って思います(^-^)
そして片耳ろう&片耳軽度難聴、片眼矯正視力0.1の微妙な状態で、盲ろうのことを常に考えます。
例の盲ろうの女の子が出てくるドラマも見ています。
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by mi-yu-yu | 2016-05-10 10:41 | 思い | Comments(1)