大学4年生で聴覚と視覚を失った☆の王女さまmiyu。 新しい大学生活のスタート


by みゆ
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盲ろうのネット学習

“盲ろうのネット学習”

某大学で、盲ろう者の教育研究をしてくださっています。

これは、「講義を遠隔配信するネットシステム(eラーニング)を通じて、
盲ろう者が自宅などで独力で学習することができる」ことを目指し、
システムを研究・開発してくださっているものです。

今日は私も、その研究協力をしてきました。
今回試したのは、現在私が使っているブレイルセンス(点字のパソコン)と
通常のノートパソコンをつないで、
パソコンに流れるサテライト授業のような講義を、点字で受けるというもの。

聴覚障害のある学生のために、
UDトーク(iPhoneのsiriのように声を文字にする装置)を使って
大学の講義映像につけられた字幕を、ブレイルセンスにも配信し、
私は私のペースで、講義を点字で読み進める、という形でした。

しかし、授業を点字の文字だけで追っていくということは、
言葉の正しい意味を理解するのに重要な視覚的な情報や、
そぎ落とされてしまっている情報をその場で
通訳・介助者に補ってもらうことができないということ。

例えば、教授がパワーポイントのある部分を指して
「このことは~で」なんて説明を始めても、
何について説明を始めたのかがわからない。

他の学生と同時に、盲ろう者1人で講義を受けるのは、
やはりなかなか難しいものだと思いました。

それでも、こういう機器の進化は目覚ましくて、
ちょっと補足してくれる人がいたらなんとかなりそうな気もします。

何十年も前に盲ろうになった方が高等教育を受けることは、
今よりはるかに難しかっただろうなー、と思います。

大学に行くにも1人では行けないし、教科書も参考図書も点訳が必要です。
それを昔は1文字1文字点筆で打ってもらわなければならなかったわけです。

そんな時代から、こんなふうに工夫を重ねて実用化を考えてくださり、
盲ろう者も家にいるまま授業を受けられるようになったら、
素晴らしいことだと思います。

すべての盲ろう者が、希望する高等教育を受けられる時代、
その能力を生かせる時代がすぐそこまで来ている気がします。

みゆ

ーーー

みゆへ055.gif

今日も、開発協力?のお仕事お疲れ様でした。

読めば読むほど、盲ろう者が
「教育を受けるニーズ」を満たす大変さを想像してしまいます。

「目からの情報も耳からの情報もすべて、点字だけの文字を読む」
その膨大な量の点字の文字数を考えると気が遠くなりそう・・・

しかも情報の取捨選択ができない。
重要な情報を落とさないように、すべての点字を
読んでみてはじめて、

それほど重要でない話にも気づく・・・
なんとかならないかなー。

「盲ろう」はやっぱり「全部、自力でやることを目指す、
自立支援」ではなくて、

「いかに人を巻き込んで、人とともにやるかも制度に盛り込んだ
自立支援や教育」も必要なのではないでしょうか??

そして、支援の内容に
生活指導や、機械の使い方の指導だけでなく、
さらに心理的支援のみならず、

いかに人を使うか、人とのうまい付き合い方の指導
(心理教育?)も必要なんじゃないか?

機械の技術開発はもちろん頑張って欲しいのですが、
どうしても機械をポンと与えただけでは無理ならば、

自分で学習できるという幸せ、学べる喜びと共に、
その学習することを通して、人とつながり

勉強する活動そのものが、充実感につながるような

人が手伝うからこそ、ただの通訳支援ではなく、
共に学ぶようなシステムができたら、面白いかも。

例えば、通訳介助はできなくても、
ある一定以上の教育を受けた人はみんな、

どこかで一年間、一コマだけ週一家庭教師をして
ディスカッション形式で学習するとか、

自分の専門分野で一科目、講座形式のわかりやすい文章で
噛み砕いで紹介する教材を作成し、定められた機関に提出する。

それを盲人や盲ろう者が点字で利用できるデータとして蓄積し、
それを利用し単位を取得することで、
大学の単位に読み替えることも可能とか。

「みんなが聞いている授業を一緒に聞きたい!」という
ニーズもあるだろうから、

eラーニングも活用しながら、
同じ勉強をしている学生たちに補足してもらいながら共に学ぶとか。

いろんな形で単位が取得できるようになったら、
またさらに、その先(さらなる高等教育)へとつながっていく
可能性も生まれるかもね。

柔軟な学習システムができたら、
とっても豊かな学習になりそうですね。

みゆからのお題が来て、急遽、考えるアイディアなので
あしからず・・・。

ゆゆ

ーーー

みゆより

お返事ありがとうございました!
そうですねー、まだまだ高等教育を受けることができたもうろう者も少ないですし、
それが就労問題にもつながってきますし。

もうろうの抱える問題は前途多難ではありますが、
一緒に考えてくださる人たちがいるって本当にありがたいことだと思います。
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by mi-yu-yu | 2016-03-26 00:07 | 盲ろう | Comments(0)