再び、マリーとマルグリット
2015年 11月 28日
年明けに都内の企業や団体の人権啓発担当者を対象に、
人権啓発セミナーというものがあり、そこで講演をするのですが、
講演の前に映画を上映するというスケジュール。
お察しの通り、その映画というのが、
“奇跡の人マリーとマルグリット”の映画です。
なので、人権啓発セミナーの担当の方は、
私にどのように映画の内容を伝えればいいかと、
あれこれ考えてくださいましたが、
「私、半年ほど前に、別件でこの映画の文字おこしをいただいているので、
その点についてはご心配いただかなくて大丈夫です」と話すと、
とても喜ばれました。
ああ、この文字おこしがまた役にたつとは!
というかそもそも、この映画は、
19世紀フランスに実在したマリー・ウルタンの生涯で、
もう1つのヘレンケラー物語、といわれています。
私も同じような目と耳の障害をもつ若いヘレンケラー女子だということで?
この映画が私に運んでくれた恩恵は多くありました。
再びこの映画を研究して、現在のもうろう福祉につなげなければ…!
厳密にいえば、マリーは生まれつきのもうろう児なので、
光や音はないのが当たり前。
そこからものには名前があることや言葉の獲得、
時間や感性などの概念の習得等ありました 。
一方私は、もともと光や音にあふれる世界で生きていましたが
それを奪われた拷問的な苦しみがありました。
マリーと私では、抱えた大変さがまったく異なるのですが、
その点についても、一般的にはわかりにくいのかもしれないので、
きちんとわかりやすく説明できるように私も勉強して、
セミナーに望みたいと思います。
薬の副作用で外出をひかえているこの機会に、
まずは再び映画の文字おこしを読み直そう…
みゆ
ーーー
みゆへ
その講演会、ゆゆも聴きに行きたいです!!
みゆの講演もまだ一度も聞いた事ないし、
マリーとマルグリット・・・
ゆゆは、観るのをとても楽しみにしていたのですが、
まさにその上映期間の一ヶ月、全く余暇のない日々を送り、
観ることができませんでした。残念。
みゆから、あらすじを聞いている始末?!
みゆ様講演の当日、
お供させてほしいなあ・・・
ゆゆ