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大学4年生で聴覚と視覚を失った☆の王女さまmiyu。 新しい大学生活のスタート


by みゆ
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苦しい時こそアロマテラピー

“苦しい時こそアロマテラピー”

お世話になっている知り合いの元他大学の教授が、
東北の視覚障害の被災者への支援を続けておられ、

今年も700人くらいの被災者に電話や訪問を通して現状を聞き、
それをまとめた報告書を提出されたそうです。

私にもその報告書を伝えてくださいました。

そういえば、ちょうど昨日も、
アロマテラピー講座の先生がおっしゃっていましたが、

その先生は東北の仮設住宅におられる高齢者たちに
アロマのハンドトリートメント(ハンドマッサージのようなもの)を
されているとのことでした。

私は自分自身の経験でも、もうろうになった当時に
香りにたくさん助けてもらいました。

それで、クスリの力では限界があることでも、
カウンセリングで心を整えていただいたり、
ハンドトリートメントや足湯、

加湿機にアロマオイルを入れてもらったりもして、
香りを楽しませていただきながら、
薬理的、心理的・リラクゼーション効果があったのだと思います。

製油の香りは脳の大脳(自律神経や免疫の調整)を刺激したり、
呼吸で肺から吸い込むことで
肺胞から血液に入り全身に循環するそうです。

テラピー(療法)は、
明確な数字化できるものではないけれど、心と身体を整え、
人間の身体に秘められた力や自己治癒力を引き出す
大きな力になるんじゃないかと思います。

障害のある方だけでなく、フランスではお医者さんが処方する
メディカルアロマもあるそうです。

私は被災地の障害のあるかたの現状を知り、
情報を得るのがより困難であれば不安も大きく
ストレスもたまると思うので、

だれにでも効果があるわけではなくても、香りを使ってリラックスしたり、
それによって少しでも元気がわいてきたり、
直接的になにかをできるわけではなくても、
精神面を支えることもとても大切なんじゃないかな、と思います。

被災地の現状は、そんなゆとりもないのかもしれません。
でも、私ももうろうになって生きるか死ぬかの大変な時期に、
香りに触れてほっとする心の安らぎがとてもありがたいものだったから、

大変すぎるそんな時だからこそ、
心からリラックスできるひとときが
生きるエネルギーになるんじゃないかと感じています。

みゆ

ーーー

みゆへ055.gif

みゆは今、アロマにはまっているんですね!
アロマテラピーのこと、ゆゆの想像以上に
いろいろ考えているんだな、と思いました。

今日のテーマは、まるで緩和ケア病棟の話みたい。

緩和ケアは病院の中にあって、様々な限界の中でも
少しでも苦痛を和らげ、心地よい時間を持つことで
体も心も、少しでもリラックスして心穏やかに過ごせるように、
たくさんの専門ボランティアさんたちが来てくださっています。

アロマテラピーやリフレクソロジー、
音楽療法やヒーリングタッチ、
コーヒーや紅茶のサービス、

それによって、病気のご本人だけでなく、
ご家族もほっと、安心できる時間を提供してくださっています。

そして、何よりもそこで働いているゆゆも
その方たちの存在に、とっても癒されています!

どうにもできない苦しみを目の当たりにして
無力を感じやすい場所では、

少しでもその苦しみが和らいでいる様子
気持ちよさそうな様子が、
共に苦しんでいる周囲の人たちも支えると思うから、

被災地にアロマやマッサージの提供することは、
きっとみんなに心身が立ち直るエネルギーも
与えてくれるような気がします。

ゆゆ
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by mi-yu-yu | 2015-11-14 21:49 | みゆエッセイ | Comments(0)