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大学4年生で聴覚と視覚を失った☆の王女さまmiyu。 新しい大学生活のスタート


by みゆ
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お通夜

055.gif yuyuさんへ

今日はお通夜のため、私も式場にみんなと宿泊中。
今宵でおじいちゃんとしばしのお別れで、

明日からは、もうおじいちゃんの姿はなく、お骨だけに変わってしまうのか…、と思うと、
なんだかやりきれない喪失感に満ちています。

祖父母にとって、私は初孫だったので、
それはそれはとってもかわいがってもらい育ちました。

私が小さいときは、おじいちゃんに「みゆ、おやすみのちゅーは?」と言われて寝るのが
祖父母宅にいるときの日課だったし、

おじいちゃんが少年だった頃の、特に戦争の話を
寝る前の絵本がわりによく語り聞かせてくれました。

おじいちゃんは読書家でもあったから、そこいらのつまらない本にお金をだすよりも、
よっぽどおもしろいお話をしてくれました。

祖父母と3人でいろんなところに旅行をした思い出も、ありありとよみがえります。
おじいちゃんの思い出を語ることは、もれなく私が当たり前のように元気だった頃の記憶も
一緒にくっついてくるから、私は失いしものの二重の悲しみをうけとらなければなりません。

でも、自分の人生に対して、どんなときにも一本筋を通し、
泣きごとをいったり、弱音をはかなかったおじいちゃんだから、

「家族葬につき、参列はお気持ちだけで結構です」と断っても断っても、
結局たくさんの人がお別れに来てくださるような、
みんなに愛され、人望の厚いおじいちゃんなのでしょうね。

私のおじいちゃんでいてくれたこと、本当に誇りに思います。
私も、自分の人生に責任をもって、しっかりと筋を通して生きられるようにがんばるからね。
だから、ずっとずっと見ててね。

みゆ

055.gif miyuへ

長い一日、お疲れさまです。
朝から、唐突に「四字熟語を教えて」というメールが来て・・・

いつものことながら、「どういう流れでこの質問が??」と思いつつ、
みゆが弔辞を書いているのかな・・・と

そばにいた母も巻き込んで、みゆの質問の意図もわからないまま、
考え、辞書をひき返信しました。

そうしたら、その返信から、miyuのご家族が集まって、
みんなでおじいちゃんの旅立ちを見送るために、知恵を出し合って、
あちらでの平安を祈る言葉を考えている姿が伝わって来ました。

miyuの家族みんなの「あーでもないこーでもない」という「試行(思考)錯誤?」も、
ちゃんとmiyuと手書きで共有して、miyuが一族の一員として、
おじいちゃんのお見送りにしっかり参加している情景が浮かんで、ほっこりしました。

そして、そんなカタチでyuyuも、miyuの大好きなおじいちゃんのお見送りに
参加させてもらって、嬉しかったです。

家族それぞれ「文殊の知恵」を出し合い、温かい支えあいや交流をしている姿を
おじいちゃんも感じて、安心して旅立てそうですね。
悲しみや苦しみの無い平安な世界で、魂が穏やかなやすらぎにつつまれますように。

ゆゆ
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by mi-yu-yu | 2013-05-26 23:52 | 思い | Comments(0)