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大学4年生で聴覚と視覚を失った☆の王女さまmiyu。 新しい大学生活のスタート


by みゆ
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一粒の麦もし死なずば

055.gif yuyuさんへ

今日の天気はなんなんだ!?
昨日の霧雨低気圧と、今日の30度高気圧の落差にやられて、頭がガンガンしています。

そんなわけで熱も出てしまい、今日は本読みに学校へ行くはずでしたが、
お休みさせてもらうことにしました。

通訳さんも手配していただいていたし、帰りはお友達とおしゃべりする予定だったのですが、
本当にたくさんの人にご迷惑かけて申し訳ないです。

相変わらず、頭はガンガンしていますが、ゼミの本読みが終わらなくてピンチなので、
今日は寝ながら自力読破中。

フランス文学、ジッド作の『一粒の麦もし死なずば』です。

本の内容はまだかじったばかりなのでよくわからないけれど、
この表題の意味を考えると難しいです。
でも、なんとなくこの言葉はかっこよくて、私をひきつけました。

この言葉は福音書に書かれている一説、キリストの言葉である、
「一粒の麦もし地に落ちて死なずば、ただ一つにてあらん、死なば多くの実を結ぶべし」
からきているそうです。

私はこの言葉を、一生懸命ない頭で考えてみましたが、
「人は死とともに生きている。死ぬことがなければ、命は輝くこともないし、
死んだあとも形を変えて生まれるものがある。

みんな同じである必要はなく、それぞれが自分の信じるものを大切にしていけば、
いつか実を結ぶだろう。」と解釈しました。

難しすぎて、考えれば考えるほど底なし沼なのですが。
多数の中で生かされている自分だけど、

大勢がそう考えるから正しいわけでもないし、みんな一緒である必要もなく、
自分の考えを大切にすればいい。みんな違くていいんだ。

形はなくなっても、残るもの(思想とか理念?)はあるし、共感してくれる人はいるだろう。
連なっていた麦からポロリと落ちて、もしみんなと運命が異なってしまっても、

1粒ポロリと落ちたところでまた新しい芽をだして、新しい麦の仲間が生まれるかもしれない。
お互いの命を輝かせるために、1粒1粒の麦を大切にしよう!と考えました。

みゆ

055.gif miyuへ

今日は宗教の話ですか?!
なんだか、また簡単に返信できないような難しい話題が降ってきましたね。

でも私たち、無宗教だから・・・ましてmiyuは無神論者だから、解釈というよりも、
ただの自由な連想ということで、対話しましょう。

まっとうな頭?で話すのもなんなので、
miyuは「ない頭で真剣に何時間もかけて考えた」らしいけど、
yuyuは「ほろ酔いで気楽に考えようと、ビール片手に考える」ことにしました。

そういえば・・・miyuの応援を決意したとき、他にも、変化を拒み、変化を恐れ
「死んでいる?、いや、死なない?」種をいくつか抱えていました。

miyuも頑なに「死んで新しい命を生きることを恐れていました」
でもこの大変な地に落ちて、芽吹くのが大変な硬いカラに包まれた麦の一粒に、
むしろ大きな可能性を感じることができました。

もし、この大変な地に落ちた種がしっかり芽吹き、成長し、沢山の種を生み出せば、
変化を恐れ、カラを破れない種たちにも、大きな勇気と励ましになるのではないか?

自分が「この、どれも困難な地に蒔かれた、どの種を育てることを優先するべきなのか??」
毎日、神様に相談しました。

全部に満遍なく水をやったところで、yuyuの蓄えている水ではどれにも不足。
中途半端な気配りと配慮でも、どの種も芽吹かせることができない。

それで、miyuにyuyuが蓄えている限られたお水を最優先に与える決意をしました。
一番困難な種こそ、一番豊かな可能性を秘めているように思えました。

そして実際、miyuはいい種の資質を持っていて、このまま成長していったら
豊かな実りを人に分けてあげられるお花を咲かせてくれそうです。

miyuが、沢山の若者のみならず、沢山の人々に、
勇気や励ましを与えられる存在になってくれることは、
結局多くの種に水と栄養を与えることになる可能性があります。

自分の変化(死)を恐れず、カラを破ることにしたyuyuにも、
大きな実りを与えてくれるのかもしれません。

miyuの美しいお花を堪能できる喜びとともに、
miyuの存在と勇気が励みになって、沢山の可能性の塊の種たちがカラを破って

美しいそれぞれの花を咲かせ、豊かな実りを次につなげていくことができたら、
この世界が豊かになって、yuyuにとって最高の実りだと思います。

そして、今や、yuyu一人の水をせっせと上げなくても、沢山の人が少しずつ
水をかけてくれるので、miyuはぐんぐん豊かな成長をして、時期が来たら、
沢山の人にその実りを分け与えることになるのでしょう。

「一粒の麦もし地に落ちて死なずば、ただ一つにてあらん、死なば多くの実を結ぶべし」
とは、「変化を恐れず、成長すること。」それが、yuyuの連想です。

「変化しなければただ一つのものも、変化し成長すれば一粒の種が沢山の種を生み出すこと」
かな、と思います。そして、それはこの世界の一つ一つの小さなことから、
人生全体の「生と死」にもつながることかな、と思います。

命は循環し、日々が小さな生と死の積み重ねでもあると思うから。

<おまけの連想>
25歳の時、一年間ボランティアの終了時に、
その一年間を四コマ漫画で示すという課題がありました。

yuyuは一年間をホスピスですごしたので、
1.一粒の種が→2.芽吹いて(双葉)、→3.成長して木になって、→4.沢山の実をつけて、
それが地面に落っこちて、→1.また種になる、という循環を→で示して、
それを「実りある死」という題名で、四コマ漫画にしたのを思い出しました。

ゆゆ

miyuより055.gif

なるほどー!やっぱりゆゆさんは賢いですね!
そうか!輪廻のことを言っているのですね!
とってもスッキリしました!ありがとうございまーす!

私は人に水を与えることはできないかもしれないけれど、
いっぱい実をつくることはできるかもしれない。
そしてまわりが豊かな麦畑になったらいいなー!

yuyu : さあ、実際はどんな意味かは知りません。ただの連想です。
     宗教的には、きっともっと深い意味があるのだと確信します。

     miyuのまわりが美しい黄金の麦畑になりますように☆

     そして金色に輝く麦畑を見たら、風になびく金色の髪の
     「星の王子様」を懐かしく思うように

     みんなが「一粒の麦の種から豊かな麦畑を作り出した」
     miyuのことを思い出して励まされますように!
     
Commented at 2013-05-22 01:31 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2013-05-22 07:38 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by ゆうき♂ at 2013-05-22 11:02 x
熱大丈夫ですか?
今日は一段と暑いですね、、、
難しそうな本読んでるんですねwww
頑張って下さいね
Commented by shige at 2013-05-22 18:19 x
みゆさんはじめまして。
テレビでみゆさんの事を知りぜひ応援したくてメールさせて頂きました。
テレビでみゆさんの尊敬する福島先生がおっしゃっていた事がとても印象に残っています。
「宇宙の中で人間の存在自体が奇跡であり意味の無い者など存在しないのだ」
昔小学生の時に海で溺れて亡くなった友達がいました。落ち込んでいた自分に母はこう言いました。
「その友達は神様に選ばれてしまったんだね…私達に命の大切さを伝えるために…」
幼いながらに自分の命の大切さと生きている事の有り難さを実感したのを覚えています。
宇宙の奇跡の中で生まれた私達一人一人に神様は何らかの使命を与えているのだとしたら今ある現状もまた神様に選ばれて与えられたものなのではないかと思います。
使命をまっとしその姿に人々は希望生みそして自らの使命に気づかされるのだと思いました。みゆさんが自ら立ち上がったその姿にどれ程の勇気がどれ程の覚悟が必要だった事でしょう。しかしそのみゆさんの姿に沢山の人達は心をうたれ希望を見ている事でしょう。
モテる人を私はうらやましく思いますが
愛される人を私は尊敬します。
みんなに愛されているみゆさんを私は尊敬し応援してます。
Commented at 2013-05-22 18:50 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by 明学XOB at 2013-05-22 23:45 x
miyuさんのドキュメンタリー番組を偶然拝見し、不幸な境遇にめげず青春を謳歌しているお姿にとても感動しました。
後日明学へ点字を学んでお便りいたします。
主の励ましと癒しを祈りつつ
明学XOBより
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by mi-yu-yu | 2013-05-21 21:08 | 読書 | Comments(6)